求職者の志望度UPを実現する理想の採用ツールだと感じました

大阪のラーメン店「古潭」は昭和43年創業。現在は大阪・神戸にラーメン古潭15店舗を展開をしています。創業当時はまだまだ数が少なかったラーメン専門店も今では多く存在しています。

飲食業界の採用難が、ニュースや新聞でも取り上げられていますが、当社も例に漏れず採用の難しさに直面していました。

そんな現状を打破するべく、当社に興味を持ってくださった学生や求職者に、これまで築き上げてきた歴史や伝統、自慢の社員、理念を詳しく伝え、当社への志望度を高めて頂くためにキャリアマップの導入を決めました。

導入の決め手は何でしたか？

当社では、これまで様々な求人メディアを使ってアルバイト・社員採用を進めてきたのですが、採用における自社の強みをハッキリと言語化出来ていなかったように思います。求人広告の表現も掲載ごと・店舗ごとにバラバラで、グランドデザインが描けておらず、どちらかと言えば場当たり的な採用活動になっていました。

年々若年層の採用が難しくなる中で、私たちが自社が選ばれる理由を明確にして、それらをその場しのぎの言葉ではなく、記憶に残るストーリーとして展開することが出来るキャリアマップは、まさに私たちが求めていたサービスでした。

導入時の工夫を教えてください。

一人ひとりの店長が持つ経験を、組織として共有した上で採用に活かしたいと考えました。店長を集め、それぞれが面接で伝えていた自社の魅力や、入社後のキャリアアップイメージ、将来のビジョンや経営理念などを共有した上で、求める人物像を改めて明確にしていきました。

工夫した点は、求める人物像をイメージする際に、応募時の志望動機まで具体的に考えたことです。創業当時、中学生や高校生だった方が親になり、お爺さん、お婆さんになって子供や孫を連れてご来店頂くことも多い当社ですから、求職者から世代を超えて愛される味、サービスに興味・関心をもって応募してもらえるようにしようと。

20代・30代の方々に、この歴史を次の世代へ継承していきたいという志望動機をもって応募して頂ければ、こんなに嬉しいことはありませんね。

導入の効果はいかがですか？

2年後に50周年を迎えるのですが、創業からの歴史を振り返って自社の強みを明確に出来たことは、今後の採用に大きく影響してくると思います。

また結果として、動画や写真撮影に協力してくれた社員を含め、会社の採用活動に対する社員一人ひとりの当事者意識を高めることにつながったことも良かったですね。

今後の計画を教えてください

これまでは経営主導でしたが、今後はキャリアマップに登場する社員が中心となった、リクルーティングチームを創っていきたいと考えています。

「私もこんな先輩のように働きたい！」と思われる様な、学生に誇れる姿をキャリアマップから発信し、一人ひとりの成長が会社の成長に繋がっているという自覚を社内外に拡げていくことから、求める人物とのご縁を増やしていきたいですね。

そのためにも、今後は社員の活躍はどんどん発信して、一人ひとりの成長を見える化します。

社員全員が「後輩を誘いたい」と心から思える会社にこそ、人が集まるものだと思っていますから。