CareerMap建設セミナー「22卒採用のために知っておきたい学生・採用活動の今」を開催いたしました。

キャリアマップ事務局

【第一部】
「若者の「仕事観」にいかに向き合うか」
ルーセントドアーズ株式会社
代表取締役 黒田真行氏

●現代の若者採用に求められる採用戦略とは
 冒頭、激変する採用環境とその変遷および、あらゆる業界で人材の奪い合いが起こっている今、企業に課せられている人事戦略上の課題が共有されました。
 採用マーケットにおいてはインターネットの進化により口コミ型・紹介型・専門別など様々な求人サイトが登場しています。SNSツールを活用する企業も年々増加する中、採用力を高めるという視点から、自社の優位性を確立するポイントを紹介していただきました。

●Z世代の価値観にどうキャッチアップしていくか
 自社の優位性を言語化することと並んで重要なのが、学生がどんな企業を希望しているのかを知ること。Z世代と呼ばれる若者の特徴や価値観(金銭的報酬から心理的報酬へ、など)の事例をもとに、「求める人材をどう獲得するか」から「求める人材から選ばれるか」へ、採用活動における思考転換の必要性が提言されました。
 また、求める人材像を明確にし、伝えるべき自社の魅力を正確にとらえるための指標づくりについてご教示をいただきました。

【参加企業様のご感想】
「自社の採用活動を見直すきっかけをいただけたと思います。採用力セルフチェックなどを行い、時代に合った採用活動ができているか再確認してみたいと思いました」(ゼネコン企業様)

「選ぶ側と選ばれる側が、一昔前とは違ってきているのだと思いました」(設計事務所様)

 

【第二部】
専門学校の就職指導にあたる先生方のパネルディスカッション
「専門学生の就職活動について ~先生から見る学生と企業の変化~」

登壇者紹介

【キャリアマップ概要】
CareerMapは専門学校の学校求人票システム
公式導入校68校・利用者数約97000名

【学生の就職活動への意識】
 はじめにパネラーの先生方から、各校のプロフィールと就職実績について紹介がありました。その後、昨今の学生における就職活動への意識傾向として、いくつかの特徴をあげていただきました。

 働き方(休日や勤務時間)を意識する学生の増加、インターネット活用によるアクションスピードの加速化、大手ではなく規模の小さい企業を選ぶ(チャレンジには消極的、できないことはしない)などの傾向があるとのことです。

 また、学生が就職活動で重視する点については、先生方より次のようなコメントがありました。

・多くの学生が「やりたいこと」を重視しており、まずは職種で企業検索をする。ホームページなどの入口に、どんな建造物を手掛けているのかなど、具体的な実績が紹介されていると興味を持ちやすい。

・雰囲気を重視し、インターンシップや面接で確認している。入社後に資格の勉強時間が確保できるか、会社のサポートがあるかという点や、地元勤務(関西圏)を希望する学生は転勤の有無も重視している。

 一部の講演でも提言があったように、「企業がアピールしたい点」と「学生が重視する点」のミスマッチを解消することが、採用活動の成否を握るカギと言えそうです。

【コロナウィルス禍における採用・就職活動の変化について】
 続いて、デジタル活動の導入による採用活動・就職活動の変化について見解を伺いました。

1.企業の動向(採用動向調査より)

 21年度にオンライン採用(説明会・面接)を実施した企業は半数以上。昨年5月の調査では二割程度、ほぼ半年で半数以上になり、今後はさらに増えることが予想されます。最近ではオンラインでインターンシップや職場見学会を行う企業も増えています。

 22卒採用ではCareerMapの活用・専門学校への訪問のほか、オンライン化に対応した採用ホームページの制作・リニューアル、SNSの活用など、他社との差別化およびブランディングに力を入れたい企業が目立ちます。

2.学生の動向

 移動不要のため遠方企業にもコンタクトできる、直接会うというハードルが下がり説明会に参加しやすいなど、学生がアクションを起こしやすくなったというメリットに対し、学校としてはオンライン選考や説明会に対応するスペースの確保など、環境整備が急務になっているとのこと。また、対面指導の機会が少ない中、学生も面接マナーをYouTubeで学ぶなど努力をしているとのことでした。

【デジタル化が加速する時代の就職活動について】
 最後にデジタル化への対応として、ITリテラシーへの意識付け、インパクトのあるビジュアル表現の重要性などが共有されました。

 また、卒業生が長く勤務している会社には「コミュニケーションがとれている」「先輩が一緒に作業をしてくれる」などの特徴があることから、デジタル化が進んでも、実際に訪問して会社の雰囲気を確認するという過程は欠かせないという結論に至りました。


 デジタルとリアルが融合した新しい採用・就職活動のカタチは、今後ますます進化していきそうです。CareerMapでもこれらの課題に対応したさまざまな機能をご用意しております。詳しくは是非お問い合わせください。

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